2020年6月16日火曜日

国家安全法 考




全人代において、香港における【国家安全法施行】の草案が発表
されるとまもなく、各国からの非難の目が中国にそそがれました
一国の憲法改正は、国の権利であるにもかかわらずです
今回、この命題を考察していきます

中国においての第一期全人代第一次会議において、
中華人民共和国憲法は即日交付されておりますから、
全人代のスタートとは時を同じくするものです

1800年代、ヨーロッパ列強による圧力、
なかでも英国のアヘンによる国内の荒廃は悲惨の極みでしたでしょう
それを乗り越えてきての今日、中華人民共和国の成立です

にもかかわらず昨今、世界より非難の目にさらされている中共です
このあたりの経緯について、みつめてまいりましょう


中国共産党と全人代
はじめに中国共産党を自主独立した【遵義会議】の時間帯より
みつめます
1935年1月ですから前年節として観ていきます

1934年戌   1月丑

7 3 5   7 3 5
6 8 1   6 8 1
2 4 9   2 4 9

X2・X7   X2・X5

並列変化数3

2 7 9
1 3 5
6 8 4

X1・X2   ▲6

1934~1941 8戌・8戌
1942~1949 7酉・9亥
1950~1957 6申・1子
1958~1965 5未・2丑
1966~1973 4午・3寅
1974~1981 3巳・4卯
1982~1989 2辰・5辰
1990~1997 1卯・6巳
1998~2005 9寅・7午
2006~2013 8丑・8未
2014~2021 7子・9申
2022~2029 6亥・1寅
・・・
・・・

となります
遵義会議の時間帯よりみると
中国共産党波動は現在「順流7数子・逆流9数申」の破局時間帯で、
2023年までにおける全人代の波動期も「順流7数子・逆流4数子」
ですから、共産党の破局性を増幅させる時期となり、
決定事項はそのまま、中国共産党の足枷となる方向性を示します

また遵義会議時間帯より中国共産党を見つめる場合、
2022年からの「6数亥・1数寅」波動数は、党および全人代を
揺るがす党内問題の勃発を示唆しております

全人代第一期第一次年月盤
1954年午  9月酉

9 5 7   9 5 7
8 1 3   8 1 3 
4 6 2   4 6 2

X6      X6・X8

1954~1963 1午・1午
1964~1973 2未・9巳
1974~1983 3申・8辰
1984~1993 4酉・7卯
1994~2003 5戌・6寅
2004~2013 6亥・5丑
2014~2023 7子・4子
・・・
・・・

共産党よりみて全人代の決定事項は資金源としての要件を満たして
おります、と同時に、全人代の「順流7数子・逆流4数子」となる
波動期も共産党が過渡期に入ったことを知らせています
いうまでもなく、全人代は中国共産党の運営基盤となるものです


つぎにもう一つ、共産党の発足とされている時間帯もみつめます
これは1921年7月で、正式発表となるものです

中国共産党発足年月
1921年酉   7月未

3 8 1    7 3 5
2 4 6    6 8 1
7 9 5    2 4 9

X2・X3    X2     ▲7

1921~1924 4酉・4酉
1925~1928 5戌・3申
1929~1932 6亥・2未
1933~1936 7子・1午
1937~1940 8丑・9巳
1941~1944 9寅・8辰
1945~1948 1卯・7卯
1949~1952 2辰・6寅
1953~1956 3巳・5丑
1957~1960 4午・4子
1961~1964 5未・3亥
1965~1968 6申・2戌
1969~1972 7酉・1酉
1973~1976 8戌・9申
1977~1980 9亥・8未
1981~1984 1子・7午
1985~1988 2丑・6巳
1989~1992 3寅・5辰
1993~1996 4卯・4卯
1997~2000 5辰・3寅
2001~2004 6巳・2丑
2005~2008 7午・1子
2009~2012 8未・9亥
2013~2016 9申・8戌
2017~2020 1酉・7酉
2021~2024 2戌・6申
2025~2028 3亥・5未
2029~
・・・
・・

となります

この共産党波動が強く出る場合、2021年より破局期に入ります
地方において中央とのキシミ音が出はじめます
やがて外国企業の撤退もままならぬ条件ともなり
人もカネも企業も移動しずらく縛られてくることになります
ただ、これはこの波動が働いている場合に限られます
また、連続性として波動をみると2025年以降において
「3数亥・5数未」となる波動期にはいりますから、
抜き差しならない大問題に発展しやすい


国家安全法と基盤組織
こんどは法整備年月よりみつめていきましょう

・中華人民共和国憲法制定が、1954年9月20日からです
・現行憲法への改正は1982年12月4日となります
・国家安全法が中国本土に制定されたのは、2015年7月1日です
・香港版国家安全法の公布は2020年5月28日です

先ほど、お話したのは
・中国共産党成立が1921年7月として公式発表
・遵義会議が1935年1月発足となります
・全人代第1期第一次会議が1954年9月20日発足からです

これら基盤となる時間軸と香港版国家安全法との兼ね合いを
見つめていくことにしましょう

【第一期全人代発足】
【中華人民共和国憲法制定 】
1954年午  9月酉

9 5 7   9 5 7
8 1 3   8 1 3
4 6 2   4 6 2

X6      X6・X8

【現行憲法改正】
1982年戌  11月亥

1 6 8   5 1 3
9 2 4   4 6 8
5 7 3   9 2 7

X1・X8   X5・X7  ▲3

【国家安全法】
2015年未  6月午

7 3 5   9 5 7
6 8 1   8 1 3
2 4 9   4 6 2

X2      X6     ▲4

香港版
【国家安全法】
2020年子  5月巳

3 8 1   5 1 3
2 4 6   4 6 8
7 9 5   9 2 7

X3・X8   X7     ▲5

これらの憲法や法律を俯瞰すると、
中華人民共和国憲法を軸にみたてると、現行憲法となった改正時間は、
国家の体質にそぐわない月数理であることがわかります

現行憲法視点では1954年憲法の「しばり」が活動鈍化の一因
として今後、頻繁なる法改正の道を行く要素ともなる

1982年現行憲法において、国家安全法を本土に敷いたわけですが
これがまた、斬新さを欠いた逆行条件になっている

この本土に敷いた国家安全法よりみて、香港版国家安全法が
ますます時代に逆行した条件へと向かわせる時間質をもつ
このことが世界からの非難に晒されている主要因
となってきている

いずれ国家安全法自体を国家存続のために破棄する方向舵をとるか、
現行憲法の改正が頻繁に行われる方向性を選ぶのかです

憲法の頻繁な改正はそのまま国家の揺らぎとなるし、
難しいかじ取りとなります

海外圧力で香港市場の魂を抜かれる荒業も十分におこる
いかがなものでしょう上海市場だけで、
もちこたえられましょうか

以上、


あとがき ~2020年・6月
 時代は動乱期に向かいます
 わが国の法規制強化、外国人出入国、等々、、、
 諸問題の噴出を、コロナ問題が予告していたようです
 憲法改正よりも先に【国土保全】を強化する法整備として、
 日本版国家安全法の構築を考慮すべき時期がせまっているようです
 
 世界が隣国中国の非難に向かおうとするなか、加担することなく、
 反面教師として、それに対応できる法整備の確立に着目する、
 いそぐべき時ではないでしょうか


国家安全法補足事項 ~2020年・7月
2020年5月公示の国家安全法ですが
國・11画 家・10画 安・6画 全・6画 法・8画 / 41画
となる法制名で、このまま施行の場合には、準破壊数5となります
 
今回は、2020年6月30日に、
『中華人民共和国国家安全法』と合体するかたちにより、
正式に法制度として施行されました 
香港版国家安全法自体は、本土における法制度とは、別ものとして
一線を画する位置づけにありました、、、、
が、運用という実務により、強引な全人代決定により事実上の、
本土の法制度と一体化されたわけです

これを観ていきましょう

母体は、2015年7月1日施行の中華人民共和国国家安全法です

2015年未  6月節午 

7 3 5   9 5 7
6 8 1   8 1 3
2 4 9   4 6 2

X2      X6    ▲4

と、なります

香港において成立した、「香港国家安全維持法」名となる合体法は、
2020年6月30日施行となりますから

2020年子   6月午

3 8 1   6 2 4
2 4 6   5 7 9
7 9 5   1 3 8

X3・X8    X3・X9  ▲6

このことから、15年法制からみて20年法制は、
足を引っ張られる関係であり、諸外国との軋轢が拡大して
国の基盤を揺るがすところまで、進んでいってしまうようです

20年法制からみると、旧法制に戻そうとするつきあげの温床となり
諸外国から中国共産党への廃案要求圧ともなる、、、、
また、一番の難題が、この破局性が3数理を顕していることであり、
アメリカ合衆国数理3数理ともピタリと、はまっている

この3数理は
J場・4-X3-6
F場・1-9-X3
となりますから、貿易戦争の拡大は、熾烈さを極めることになる
15年法制から20年法制に向かうこの法律は、
法制度だけでは済まされない
勝っても負けても両国ともに国家の分裂に向かいます
それほどに米国を、手負いの獅子のごとく追い込んでしまったわけで、
中国もただでは済まされません、終局を迎える覚悟は必要となります


今度は、名前の観点からの読み方もしていきます

「命名」に腐心の跡が観られる法制度名をみていきます
別モノではなく、合体証拠として同数系列名となっております

中華人民共和國國家安全法 / 88画 / 7数

香港國家安全維持法 / 85画  / 4数  この正式名称となると、

中華人民共和國香港特別行政區維持國家安全法 / 175画 / 4数

ここより観えることは、中華人民共和国国家安全法88画の8数が
香港国家安全維持法の施行年破壊数となります(E場9-X8-2)
また、
香港国家安全維持法の4数が、中華人民共和国国家安全法の土台を
根底から覆す事態へと導くことを知らせております(F場-4-X6)

ここに国家としての『動線』が、完成したわけです
現象は時間とともに現れてきます



編集 ~ 2023・12・20